任意整理がまさかの不可能?該当する原因と解決する方法!

任意整理がまさかの不可能 コラム

任意整理というのは、債権者と話し合いの場を設けて残りの返済額を減額してもらったり、支払いの方法を検討していく手続きになります。

法律の知識も必要になる場面も多く、納得の行く形で話し合いを進めていくためにも、弁護士司法書士などの法の専門家に代理人になってもらうことがほとんどです。

ところが、依頼をすれば誰でも行えるというものではなく、中には任意整理が不可能だと判断されて、断られてしまうこともあります。

せっかく完済を目指して前に進もうと思っているところで、出足から躓いてしまってはショックです。
任意整理を検討しているけれども、自分は手続きができるのか、もしかすると断られてしまうのではないか、不安もあるでしょう。

では、実際に任意整理が不可能なのは一体どんなケースが該当するのか、どう対応すればいいのかを確認していきたいと思います。

期限までに借金完済が難しければ任意整理不可

任意整理はギャンブルやクレジットカードの使いすぎなど、私的な散財も対象になる債務整理の方法です。

そして、手続きの目的が期限までに元金を0にして借金を完済することにあるのがポイントになります。
そこで、弁護士などに依頼をすると、まず行われるのが相談者の借金状況や収入の状況、返済の意思確認です。

当然、この時点で返済に充てられるお金がない、借金を0にするために返済能力がないことが発覚すれば、手続きを進めていくことができません。
この場合には個人再生や自己破産といった別の債務整理の手段を提案されることになります。

もちろん、弁護士に非協力的だったり無茶な要求をして円滑なコミュニケーションを取るのが困難な場合にも、やはり依頼を断られてしまうでしょう。
大切なのは、真面目に借金と向き合って返済をするために努力をすること、その準備を整えることにあります。
それが難しければ、任意整理は不可能です。

安定した収入がない場合は無理

任意整理を行うと、その後返済のための利息が全額カットされて、借金の総額が少なくなるという大きなメリットがあります。

借金の返済期間も延ばせることから、月々の負担を減らせるケースも多いのが特徴です。
これによって完済がより現実なものになりますが、収入がほとんどない、もしくは全くない場合ならどうでしょう。

任意整理は合意後に3年から5年かけて毎月返済を行っていくことになりますが、たとえ負担が少なくなってもそもそも払えるお金がなければ任意整理は不可能になります。

だからこそ任意整理を行えるのは、継続的で安定している収入がある人という条件があるのです。
ただ、極端に収入が少ない場合は断られてしまうことがあるものの、アルバイトや派遣社員などの非正規雇用者でも問題ありませんので、そこは安心してください。

収入が問題で任意整理が難しいのであれば、まずは働き口を見つけましょう。
借金を返済する意思があれば、そのために収入を確保することは当然行うべき対応です。

任意整理では整理しきれない大きな借金がある

任意整理は3年から5年をかけて完済を目指すための手続きです。

そのため、安定した収入があって毎月返済に応じる意思があっても、期限内に元金が返済しきれないと判断された場合にはやはり任意整理が不可能だと判断されます。

この場合には、無理をせずに弁護士のアドバイスに従い、個人再生や自己破産も積極的に視野に入れて柔軟に対応していきましょう。

債権者が示談に応じないと任意整理はできない

裁判所を通さずに示談で今後の返済について話し合っていけるのが、債務整理の中でも任意整理が選ばれやすい理由です。

しかし、その前提として債権者が話し合いの交渉に応じてくれるかどうかが重要になります。
債務者はあくまでも話し合いをお願いする立場にあり、債権者は示談に応じる義務がないからこそ「任意」整理なのです。

ですから、いくら債務整理をしようと債務者が前向きであっても、話し合いの意思が相手方になければ任意整理は不可能、失敗に終わってしまいます。
返済が滞っている債務者に返済の意思が見られた場合、大抵の債権者は示談に応じてくれる傾向です。

難しい場合には、やはり法律に則った手続きとなる個人再生や自己破産に切り替えることを検討してください。

弁護士の指示を無視すると見放されます

弁護士は相談者の借金を整理するためにいろいろな手続きを代理で行ってくれます。

ですから、弁護士に対しては誠実に対応することが必要ですし、協力を求められたり指示されたことにはきちんと従わなければなりません。
実は、弁護士に嘘をついたり面談の日をドタキャンしたり、用意して欲しいといった書類を集めなかったりと、非協力的な相談者も珍しくないのが問題になっています。

また、中には非現実的な返済額の値下げを要求したり、任意整理中にローンを組みたいから口利きをして欲しいといった困った相談者もいます。
これでは手続きはスムーズに進められませんし、いくら弁護士が頑張っても任意整理は不可能です。

弁護士もお仕事です。
無理ばかり口にして、借金を真面目に返そうとしない人とは取り引きをしません。

謙虚な気持ちを忘れないこと、弁護士が動きやすいようにできることやお願いされたことはしっかりこなすこと、この姿勢はとても大切です。

まとめ

任意整理が不可能になってしまうケースは、多くの場合は債務者個人の状況や借金返済への姿勢にあります。

そもそもしっかり返済をしようと思ったらそのためのお金を作ろうとしますし、弁護士に相談をしたら問題解決のために積極的になれるはずです。

まずは、自分の置かれている立場を見つめ直してください。
そうすれば、任意整理できるかできないか答えは見えてきます。

心配であれば、無料相談などを利用して弁護士にアドバイスを仰ぐのもいいでしょう。
借金状況や収入状況に応じて最適な債務整理の方法もわかりますので便利です。